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スペインの雨は平野に ~形から入るソフトウェア開発~

コラム

 サッカーのワールドカップでは、スペインがタコさんのおかげもあってか優勝しましたが、今日はその話ではなくスペインの雨。映画「マイ・フェア・レディ」で何といっていたかは、あんまり昔すぎて覚えていませんけど、元は“The rain in Spain stays mainly in the plain.”のようなので、「スペインの雨は主に平野に降る。」なのでしょう。

 映画では、主人公の言葉の訛を取るために、この言葉の練習を繰り返していましたが、普通の人は普通に暮らしていると自分の育った環境の訛というものに気づくことは少なく、それが世間では通用しないものであってもずっと使い続けたりしています。

 さて、私たちの仕事ではどうでしょう。日本のソフトウェア技術者は、欧米など(最近では、インドや中国も)海外の技術者に比べるときちんとソフトウェア工学の教育を受けて身につけた人が非常に少ないといわれています。

 会社に入ってからも、簡単な導入教育のあとは、OJT(On the Job Training)の名の下に各職場でそこの流儀に従った作業をさっそく始めた人も多いのではないでしょうか。そのあとは多忙な業務に追われ、外界とは離れた生活に陥っているのではないでしょうか。自分では気付かないうちに、開発の中に訛や方言が多々混ざっていそうな感じがしませんか。

 開発業務における訛や方言を取る方法として、技術から入るか、プロセスから入るかということが、時折、話題になります。結構優秀なエンジニアさんの中にはプロセスから入ることを邪道であると言い切る人たちもいます。

 プロセスから入るというのは、ある意味、“形から入る”ということでもあり、“形から入る”というと往々にして、道具や身なりばかりを先行させるイメージもあるため、大変嫌う人も多々いることも確かです。

 しかしながら、武道における“型”の重要性を考えてみると“形(型)から入る”ことも意外と重要であったりします(“型”にこそ、その武道の奥儀が隠されていたりするのです)。また、個人の技だけを磨くのではなく組織力の早い向上という視点から見ると、個々の技術の底上げは即戦力になりにくく、プロセスアプローチも重要と考えられます。

 私たちは、このアプローチのための手法をいくつか準備して、みなさんに提供しています。具体的にどんなものがあるかは、このサイトの他のコンテンツを参照してください。と、いうことで、組織力の向上を考えているあなた、組織内の訛をとりたいと考えているあなた、私たちと一緒にお仕事をしてみませんか?というお誘いでした。

 ところで映画ではこのフレーズがうまく言えたところから、有名な「踊り明かそう」という歌に流れていくのですが、みなさんはきちんと技術をつけたあとで、上司に朝まで踊らされたりしないように気をつけましょうね…(^_^;)。
 (担当:M)

キーワード:ソフトウェア開発、ソフトウェア技術者、ソフトウェア工学、プロセス、組織力、OJT

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